ボルボ940のような年式の古い車に乗っていると、気になってくるのが点火系のリフレッシュ。今回、プラグコードをNGK製へ交換してみました。
結論から言ってしまうと、「もっと早く交換しておけばよかった」と思うくらい、交換後のフィーリングが変わりました。作業自体はそれほど難しくなく、専用品なので基本的にはそのまま交換するだけ。特別な工具も必要ありません。作業時間は30分程度でした。
ただし、一か所だけ本気で冷や汗をかいたところがあります(笑)。
ボルボ940のプラグコードをNGK製へ交換
今回用意したのは、ボルボ940に適合するNGK製のプラグコードです。専用品なのでコードの長さなどを加工する必要はなく、基本的には純正のプラグコードを抜いて、新しいコードへ入れ替えていくだけ。
そのためDIYの難易度としては、それほど高くありません。特別な工具も必要なく、プラグコード交換だけであれば30分程度を見ておけば十分だと思います。ただし、作業前に絶対確認しておきたいポイントがあります。
プラグコードの配列は交換前に必ず確認する
一番大切なのが、プラグとデスビ(ディストリビューター)の接続位置を間違えないこと。ここを間違えると正しいタイミングで点火できなくなり、エンジンがまともにかからなくなってしまいます。僕は交換する前に、どのコードがどこにつながっているのかを確認してから作業しました。心配ならスマホで交換前の状態を写真に撮っておくのがおすすめです。
さらに確実なのは、古いコードを全部外してから交換するのではなく、1本外したら1本交換する、この方法なら配列を間違える可能性をかなり減らせます。

一番苦労したのはイグニッションコイルからデスビにつながるコード
4本のプラグコード交換は、それほど苦労しませんでした。問題は、イグニッションコイルとデスビをつないでいるコード。これが今回の作業で一番大変でした。デスビ側の差し込み口が見えにくく、僕の作業位置からはほぼ目視できません。つまり、ほぼ手探り。
指で端子の向きを確認しながら、新しいコードを差し込んでいく必要があります。古いコードを抜くところまではいいのですが、新しいコードがなかなか入らない。
このときは正直、「これ、入らなかったらどうしよう……」とかなり焦りました(笑)。古いコードはすでに抜いてしまっています。当然ながら、新しいコードを接続できなければエンジンは始動できません。まさに後戻りできない状態です。

古いコードを抜いたら、やり切る覚悟が必要(笑)
何度か試しているうちにコツが分かってきました。デスビ側の端子位置を指先で確認しながら、下から上方向へ押し込むような感じで力を入れる。うまく入ると、指先に「カチッ」としたクリック感のような感触が伝わってきます。この感触があれば、おそらくしっかり接続できています。ここだけは目で確認できないので、最後まで感覚頼りでした。
本当に途中でうまくいかず冷や汗をかいたのですが、無事に装着できたときはかなりホッとしました。これから交換する人には、イグニッションコイルとデスビをつなぐコードを抜くときだけは、「絶対に新しいコードを入れる」という覚悟で抜きましょう(笑)。と伝えておきたいです。

交換後に試乗すると明らかにエンジンが力強い
すべてのコードを交換してエンジン始動。問題なくエンジンがかかったことを確認して、そのまま試乗してみました。そして、走り出してすぐに驚きました。明らかにエンジンが力強い。特に感じたのがトルク感です。アクセルを踏んだときの反応がしっかりしていて、交換前よりも車が前に出る感覚があります。
もちろん、プラグコードを交換してエンジン本来の性能以上にパワーアップしたわけではないでしょう。おそらく正確には、「劣化したプラグコードによって失われていた性能が戻った」ということなのだと思います。それでも運転して明確に違いを感じられたのには正直感動しました。
こういう変化を体感できるのが、古い車を整備する楽しさでもありますね。

次は燃費が良くなることにも期待
これだけエンジンのフィーリングが変わったので、もう一つ期待しているのが燃費です。交換直後なのでまだ結果は分かりませんが、点火系が正常な状態に近づいたことで燃費にも何らかの変化が出るのか。今後給油を繰り返しながらチェックしてみたいと思います。
走りが良くなって、さらに燃費まで改善してくれれば言うことなしです。

まとめ|経年車ならプラグコード交換はかなりおすすめ
今回、ボルボ940のプラグコードをNGK製へ交換してみました。作業自体は、
- 専用品なので基本的にポン付け
- 特別な工具は必要なし
- 作業時間は約30分
- 1本ずつ交換すれば配列間違いも防ぎやすい
と、DIY初心者でも比較的挑戦しやすい整備だと思います。唯一苦戦したのが、イグニッションコイルとデスビをつなぐコード。ここだけは「抜いたからには最後までやる」という覚悟が必要でした(笑)。
しかし、それを乗り越えて試乗してみると、「こんなに違うの?」と思うほどエンジンが力強くなりました。新品に交換して性能が上がったというより、長年の劣化で少しずつ失われていた本来の調子を取り戻した、という感覚なのかもしれません。
古い車は毎日乗っていると劣化に気づきにくいものです。だからこそ、こうした消耗部品を新品にすると、その変化に驚かされます。
性能面では大満足なのですが、一つだけ気になるところがあります。それが、コードが青いこと。ボルボ940のエンジンルームには、個人的にはちょっと鮮やかすぎる気がします。旧車らしい雰囲気を大切にするなら、黒などの目立たない色のほうが似合いますね。これは完全に見た目の問題なので、機能的にはまったく関係ありません。今回感じた唯一のデメリットと言っていいかもしれません。
ボルボ940のような経年車に乗っているなら、プラグコードのリフレッシュはかなりおすすめです。 あとは燃費まで良くなってくれれば最高ですね。