はじめに|洗車傷の多くは「最初の一拭き」で付く
洗車をしていて、ボディに細かな傷が増えたと感じたことはありませんか?洗車傷の大きな原因は、ボディに付いた砂やホコリをミットで引きずってしまうことです。そこで取り入れたいのがプレウォッシュ(予備洗浄)。ミットでボディに触れる前に汚れを浮かせて流しておけば、洗車傷を最小限に抑えられます。
この記事では、私が普段やっているプレウォッシュの手順を紹介します。車種を問わず使える方法なので、これから本格的に洗車を始めたい方もぜひ参考にしてください。
プレウォッシュとは?コンタクトウォッシュ前の大切な下準備
プレウォッシュとは、ミット洗車(コンタクトウォッシュ)の前に行う「触れない洗車」のことです。泡やクリーナーの力で汚れを浮かせ、高圧洗浄機で流すことで、ミット洗車の段階ではボディに残る汚れがかなり少なくなります。その結果、
- 洗車傷が付きにくくなる
- ミット洗車がラクになる
- 細かな部分の汚れまで落としやすくなる
といったメリットがあります。
プレウォッシュに必要な道具
- 高圧洗浄機
- フォームランス
- スノーフォーム(泡洗車用の洗車液)
- APC(オールパーパスクリーナー)
- ディテーリングブラシ
プレウォッシュの手順|4ステップで洗車傷を防ぐ
APCを汚れやすい細部に吹きかける
まずは、グリルやエンブレムまわりなど、洗車ミットが届きにくい場所にAPCを吹きかけます。フロントまわりやミラーに付いた虫の跡にも忘れずにスプレーしておきましょう。先にAPCをなじませておくことで、このあとの工程で汚れが落ちやすくなります。
フォームランスで濃密な泡を下から上へかける
次に、フォームランスを使って車全体に泡をかけます。ポイントは、下から上へかけていくことです。上からかけると泡が先に垂れてきて、下側の泡が薄くなりがちです。下から上へかけることで、ボディ全体に泡が均一に密着しやすくなります。
泡をかけたら、そのまま数分待って汚れを浮かせます。
待っている間に細部をブラシでかき出す
泡を待っている時間を有効に使いましょう。手順1でAPCを吹きかけた場所を、ディテーリングブラシで重点的に洗います。エンブレムのふちやグリルの網目、パネルの隙間など、ミットでは届かない汚れをやさしくかき出します。力は入れず、ブラシの毛先で汚れを浮かせるイメージで十分です。
高圧洗浄機で上から下へすすぐ
最後に、高圧洗浄機で泡と汚れを洗い流します。すすぎは上から下へが基本です。ルーフから始め、ガラス、ボディ側面、下まわりへと順番に流していくことで、浮いた汚れを効率よく落とせます。隙間に泡が残りやすいので、エンブレムやグリルまわりもしっかりすすぎましょう。
プレウォッシュで最も大切なポイント
プレウォッシュ全体を通して一番大切なのは、APCや泡を乾かさないことです。ボディの上で乾くと、シミの原因になります。特に次のような状況では注意しましょう。
・夏場や直射日光の下
・風が強い日
・ボディが熱くなっているとき
乾きそうなときは、待ち時間を短くするか、一度水で流してからやり直すのがおすすめです。できれば日陰や曇りの日、朝夕の涼しい時間帯に作業しましょう。
プレウォッシュのあとはミット洗車へ
プレウォッシュが終わったら、次はミット洗車(コンタクトウォッシュ)です。すでに砂や汚れの大部分が落ちているので、ミットでボディをなでるだけで十分きれいになります。このひと手間を入れるだけで、洗車傷は大きく減らせます。
まとめ
プレウォッシュの流れは次の4ステップです。
- 細部や虫の付着部にAPCを吹きかける
- フォームランスで下から上へ泡をかける
- 待っている間にブラシで細部を洗う
- 高圧洗浄機で上から下へすすぐ
そして、泡やケミカルを乾かさないことが最大のポイントです。愛車をきれいな状態で長く保つために、ぜひ普段の洗車に取り入れてみてください。
プレウォッシュにおすすめの道具と洗車液
高圧洗浄機|ケルヒャー K3
高圧洗浄機ならケルヒャー K3がおすすめです。十分な洗浄力があり、泡洗車にも使いやすい一台です。
フォームランス|MTM Hydro
フォームランスならMTM Hydro。濃密な泡を作りやすく、K3と組み合わせたいおすすめのフォームランスです。
ディテーリングブラシ|SIGNET
細かな隙間の洗浄にはSIGNETのディテーリングブラシ。エンブレムやグリルなど、手の届きにくい部分の汚れをかき出すのに便利です。
スノーフォーム
①|Auto Finesse アヴァランチ
泡洗車用の洗車液ならAuto Finesseのアヴァランチ。もっちりした泡がボディに密着し、汚れをしっかり浮かせてくれます。
②|コッホケミー ジェントルスノーフォーム(Gsf)
コッホケミーのジェントルスノーフォーム(Gsf)は、ボディにやさしい中性タイプです。コーティング施工車にも使いやすく、普段のプレウォッシュに取り入れやすいスノーフォームです。
オールパーパスクリーナー(APC)
①|Auto Finesse シトラスパワー
虫汚れや細部の下洗いにはAuto Finesseのシトラスパワー。グリルやフロントまわりに吹きかけておくだけで、汚れが落としやすくなります。
②|コッホケミー グリーンスター(Gs)
しつこい汚れにはコッホケミーのグリーンスター(Gs)。アルカリ性の万能クリーナーで、虫汚れや油分を含んだ汚れに強い一本です。濃縮タイプなので、汚れに合わせて希釈して使えます。洗浄力が高いので、乾かさないように注意して使いましょう。