ホイールのブレーキダストは、普段の洗車だけではなかなか落としきれません。表側はきれいに見えても、スポークの奥をのぞくとインナーリムが茶色くなっている、という方も多いのではないでしょうか。ホイールが茶色くなる主な原因は、ブレーキダストに含まれる鉄粉がホイールに刺さり、そこに走行中の汚れや水道水のミネラル分が重なって固着することです。こうなると、ホイールクリーナーで洗うだけではきれいに落ちません。
この記事では、ポルシェ911(992.1)のホイールを車体から外し、茶色く固着したブレーキダストをインナーリムまで徹底的に落とした11の手順を、写真付きで紹介します。RSスパイダーホイールのように細いスポークが入り組んだホイールでも、ブラシの使い分けと汚れに合わせたケミカル選びで、細部まできれいに仕上げられます。
この記事でわかること
- ホイールが茶色くなる原因
- ホイールを外してインナーリムまで洗う方法
- 複雑なホイールの隙間をブラシで洗うコツ
- 鉄粉除去剤とスケール除去剤の使い分け
- ガラスコーティングで汚れの固着を防ぐ方法
この記事の結論
- 茶色いブレーキダストは、ホイールを外し、汚れの種類に合わせて段階的に落とすとインナーリムまで確実に落とせる
- 洗浄の基本は、ホイールクリーナーとブラシの使い分け
- 表面に刺さった鉄粉は、鉄粉除去剤で溶かして落とす
- それでも残る固着汚れは、スケール除去剤でピンポイントに落とす
- 仕上げにガラスコーティングをしておくと、汚れが固着しにくくなる
ホイールが茶色くなる原因はブレーキダストの固着
ホイールの正面は、一見するとそれほど汚れていません。しかしスポークの奥をのぞき込むと、インナーリムはブレーキダストでかなり茶色くなっていました。ホイールの茶色い汚れの主な原因は、ブレーキパッドやローターが削れて出るブレーキダストです。ブレーキダストには鉄の粉が多く含まれていて、熱を持ったままホイールの表面に刺さり、そこで錆びると茶色く見えます。
さらに、走行中に巻き上げた汚れや、洗車に使う水道水のミネラル分なども重なります。そのため、時間がたつほど落ちにくくなっていきます。
ブレーキダストがたまりやすい5つの場所
- インナーリムの奥
- スポークの付け根
- スポーク同士の狭い隙間
- ボルトホール周辺
- スポークの裏側
表側だけきれいにしても、スポーク越しに茶色いインナーリムが見えると、ホイール全体がくすんで見えてしまいます。
インナーリムの汚れはホイールを外して洗うのが確実
ホイールを外して洗う5つのメリット
インナーリムの洗浄は、ホイールを外して洗うのが一番確実です。
- 奥まで無理なく手が届く
- ホイールを裏返せば、インナーリム全体を正面から洗える
- 装着したままでは見えない汚れを確認できる
- 鉄粉除去剤やスケール除去剤を、塗りムラなく使える
- コーティングをすみずみまで施工できる
実際に裏側を見てみると、想像以上に汚れがたまっていました。インナーリムは全体的に茶色く、スポークの裏にも黒っぽい汚れがびっしり付いています。表側から見えていたのは、汚れのほんの一部だったようです。
ホイール脱着時の注意点|安全確保と締め付けトルク
ホイールの脱着は、平坦で安定した場所で、車両に合った器具を使って行います。ジャッキだけで車体を支えた状態での作業は危険です。設備や経験がない場合は、無理をせず整備工場や専門店に依頼しましょう。
装着時の締め付けトルクは車種やホイールによって異なるため、必ず取扱説明書やメーカーの指定値を確認してください。
ホイール洗浄に使った道具とケミカル
| 用途 | アイテム |
| 洗浄 | ホイールクリーナー |
| 広い面 | 洗車ミット、ホイールブラシ |
| 細かい部分 | ディテイリングブラシ |
| 鉄粉除去 | 鉄粉除去剤 |
| 固着汚れ | スケール除去剤 |
| 保護 | ガラスコーティング |
| 拭き取り | マイクロファイバークロス |
| 安全対策 | ニトリル手袋 |
ホイールのブレーキダストの落とし方
作業は次の4段階で進めました。
- 洗浄:ホイールクリーナーとブラシでブレーキダストを落とす(手順1~6)
- 鉄粉除去:表面に刺さった鉄粉を鉄粉除去剤で溶かす(手順7)
- 仕上げ:残った固着汚れをスケール除去剤で落とす(手順8~10)
- 保護:ガラスコーティングで汚れを付きにくくする(手順11)
手順1:予洗いで砂やホコリを流す
最初に水でホイール全体を流します。砂を残したまま擦ると傷の原因になるので、予洗いは省略できない工程です。インナーリムだけでなく、スポークの隙間やボルトホールにも水を当てておきます。
軽い汚れは流れましたが、茶色く固着したブレーキダストは水だけではほとんど落ちません。ここからケミカルとブラシの出番です。
手順2:ホイールクリーナーでブレーキダストを浮かせる
次に、ホイールクリーナーをインナーリムを中心に吹き付けます。スポークの裏や付け根、ボルトホール周辺にも忘れずに行き渡らせます。
汚れがひどいからといって、大量に使えばいいわけではありません。対応するホイールの素材や放置時間は製品ごとに異なるので、ラベルの注意事項を確認し、乾かないように注意しながら使います。少し待つと、固着していたブレーキダストが徐々に緩んできました。
手順3:インナーリムの広い面はミットと太めのブラシで洗う
インナーリムの広い面は、洗車ミットや太めのホイールブラシで洗います。ホイールを外しているので、普段は届かないインナーリムにも直接手が届き、汚れの感触を確かめながら洗えます。
インナーリムは面積が大きいので、最初から細いブラシだけで洗うと時間がかかります。広い面はミットや太めのブラシ、細かい部分は小型ブラシと使い分けるのが効率的です。
手順4:RSスパイダーなど複雑なホイールはディテイリングブラシで洗う
RSスパイダーホイールのように細いスポークが複雑に交差したデザインは、見た目は本当に格好いいのですが、洗うとなると話は別です。ミットでは手が入らない場所が多いので、サイズの違うディテイリングブラシを使い分けます。
ブラシを重点的に使ったのは、次の部分です。
- スポーク同士の狭い隙間
- スポークの付け根
- ボルトホールの内側
- センターキャップやバルブの周辺
- リムとスポークの境目
ブラシは強く押し付けません。洗浄液をたっぷり使い、汚れをかき出すイメージで細かく動かします。複雑なホイールは、一方向から見ただけでは洗い残しに気づきにくいものです。ホイールを回しながら、角度を変えて確認しました。
手順5:茶色くなったインナーリムを重点的に洗う
今回最も時間をかけたのが、茶色くなったインナーリムです。軽く載った汚れではなく、ブレーキダストが何層にも重なるように付着していました。
ブラシの向きを縦・横と変えながらリムの形に沿って洗い、段差や角に入り込んだ汚れは小型ブラシで落としていきます。茶色い膜の下から本来の色が少しずつ見えてくるのは、洗っていて一番気持ちのいい瞬間です。
ただし、落ちにくい汚れを力任せに擦るのは避けます。表面に刺さった鉄粉は鉄粉除去剤で、それでも残る汚れはスケール除去剤で、それぞれ後から落とします。
手順6:見落としがちなスポーク裏を洗う
ホイールを外したら、スポークの裏側も忘れずに洗いましょう。正面からはほとんど見えませんが、裏返すとブレーキダストがかなり付いていました。
スポーク裏はくぼみや段差が多いので、広い部分はミット、狭い部分はブラシで洗います。特に付け根は汚れがたまりやすく、ブラシの角度を変えないと届かない場所もありました。普段は見えない場所ですが、ここまできれいにするとホイール全体の清潔感がまったく違ってきます。
手順7:鉄粉除去剤で刺さったブレーキダストの鉄粉を溶かす
ホイールクリーナーとブラシで洗っても、表面に刺さった鉄粉は残りやすいものです。そこで次は、鉄粉除去剤を使います。
鉄粉除去剤を使う前にクリーナーを完全にすすぐ
最初に、ホイールクリーナーを十分にすすぎます。異なるケミカルが混ざると、本来の効果が出なかったり、思わぬ反応が起きたりするおそれがあるからです。ボルトホールやスポークの付け根まで、しっかり水を当てて流しました。
鉄粉除去剤の使い方
- インナーリム、スポークの表と裏、ボルトホール周辺に鉄粉除去剤を吹き付ける
- 製品に記載された時間だけ置く(乾かさない)
- 鉄粉と反応した部分は色が変わるので、その様子を確認する
- 反応が強い部分は、ブラシで軽くなでて薬剤をなじませる
- たっぷりの水で十分にすすぐ
多くの鉄粉除去剤は、鉄粉と反応すると紫色に変わります。今回もインナーリムを中心に紫色の液が流れ出し、表面に刺さっていた鉄粉の多さが分かりました。
ブラシで軽くなでると、反応した鉄粉が浮き上がってきます。ここでもゴシゴシ擦らず、薬剤の力で溶かして落とすイメージで作業します。
鉄粉除去剤を使うときの注意点
・保護メガネとニトリル手袋を着用する
・独特の強いにおいがあるので、風通しのいい場所で作業する
・熱いホイールや直射日光の下では使わない(乾きやすく、ムラの原因になる)
・対応するホイールの素材や塗装、放置時間は製品ごとに異なるので、ラベルを確認し、目立たない場所で試してから使う
・他のケミカルと混ぜない
手順8:すすいで落ちない汚れを確認する
鉄粉除去剤を十分にすすいだら、明るい場所でホイール全体を確認します。
鉄粉除去でかなりすっきりしましたが、インナーリムの一部とスポークの付け根には、薄い茶色の汚れや白っぽいくすみがまだ残っていました。ブレーキダストに水道水のミネラル分などが混ざって固着した、スケール汚れの可能性があります。
手順9:落ちない固着汚れはスケール除去剤で落とす
ホイールクリーナーでも鉄粉除去剤でも落ちない汚れには、プロバイドのスケール除去剤「PVD-A06」を使いました。PVD-A06は、通常の洗浄では落ちにくいスケールや黒ずみを分解して落とすためのケミカルです。 ホイールクリーナーや鉄粉除去剤で落ちなかった汚れに、別の方向からアプローチできます。
プロバイド PVD-A06を使う前の注意点
・業務用として販売されている製品なので、使う前に次の点を確認しました。
・保護メガネとニトリル手袋を着用する
・他の洗浄剤と混ぜたり、同時に使ったりしない
・無垢のアルミには使わない
・ハイパーシルバーやスパッタリング塗装などの特殊な塗装は特に注意する
・必ず目立たない場所で試してから使う
他の洗浄剤と混ぜないために、鉄粉除去剤のすすぎ残しがないことを確認してから使います。ホイールの塗装や仕上げによってはダメージのリスクがあるため、いきなり全体に使わず、まずはインナーリムの目立たない場所で試しましょう。
スケール除去剤の使い方|塗る→なでる→すぐ流す
- 塗る部分の水分をクロスで拭き取る(水分が少ないほうが反応しやすい)
- ディテイリングブラシに少量含ませて塗る(スプレーでの使用は禁止)
- 数秒置いてから、もう一度塗りながらブラシで優しくなでる
- 汚れが落ちたらすぐに水で洗い流す(液が残ると染みになるおそれがある)
- 落ちない場合は、1~4を繰り返す
細いブラシで塗れるので、スポークの付け根や隙間の奥にもピンポイントで塗れます。それまで落ちなかったくすみが、ブラシでなでるだけでスッと消えていくのはなかなか気持ちいいものです。広い範囲に一気に塗るのではなく、手のひらくらいの範囲ずつ「塗る→なでる→すぐ流す」を繰り返すのが安全です。
なお、スケール除去剤では油汚れは落とせません。 何度塗っても変化がない場合は、無理に繰り返さないようにしましょう。
手順10:しっかりすすいで完全に乾かす
酸性のケミカルを使った後なので、たっぷりの水で全体をすすぎます。ボルトホールやスポークの付け根、リムの段差は特に念入りに流しましょう。光の当たり方を変えながら最終チェックし、問題がなければ水分を拭き取ります。この後にコーティングを施工するので、エアブローで隙間の奥まで完全に乾かしておきます。
手順11:ホイール用ガラスコーティングでブレーキダストの固着を防ぐ
ここまで時間をかけてきれいにしたので、この状態をできるだけ長く保つため、仕上げにホイール用のガラスコーティングを施工します。
コーティングをしておくと、ブレーキダストが表面にこびりつきにくくなり、次の洗車でも汚れを落としやすくなります。今回のように茶色く固着するまで汚れがたまるのを防げます。
ホイールコーティングは外しているときが施工のベストタイミング
装着したままでも施工はできます。ただ、RSスパイダーホイールのような複雑な形状では、塗りムラや塗り残しが出やすくなります。インナーリムやスポーク裏までしっかり塗るなら、ホイールを外している今が一番のタイミングです。
鉄粉やスケールまで取り除いた直後なので、コーティングの下地としても理想的な状態です。
ホイールコーティング
コーティングは、汚れや水分、油分が残っていると十分に定着しません。施工前に次の点を確認しました。
- 水分が完全に乾いているか(ボルトホールや隙間の奥も確認)
- ホイールクリーナー、鉄粉除去剤、スケール除去剤のすすぎ残しがないか
- 必要に応じて脱脂を済ませているか
スケール除去剤を使うと、SiO2だけでできたコーティングはある程度落ちてしまう可能性があります。 そのため、鉄粉除去剤やスケール除去剤はすべてコーティングの前に使い、コーティングは最後に施工します。
ホイールコーティングの塗り方と硬化時間
インナーリム、スポークの表と裏、リムの順に、アプリケーターで薄く均一に塗り広げます。スポークの付け根や隙間など、クロスが入りにくい部分は小さめのアプリケーターを使うと塗りやすくなります。
製品の指示どおりに時間を置いてから、きれいなクロスで余分な液を拭き取ります。拭き残しがあるとムラの原因になるので、角度を変えながら確認しました。ボルトの座面やハブとの接触面など、締め付けに関わる部分には塗らないように注意します。
施工後は、製品に記載された硬化時間を守ります。硬化する前に水に濡れたり、走行してブレーキダストが付いたりすると、コーティング本来の効果を発揮しにくくなるため、十分に時間を置いてから車体に装着しました。
施工後のホイールは表面に艶が出て、洗浄直後よりさらに一段きれいに見えます。
茶色いブレーキダストが落ちて本来の色に
洗浄、鉄粉除去、スケール除去剤での仕上げ、ガラスコーティングの施工を経て、ホイールは本来の状態に戻りました。同じ角度で撮った写真を並べると、違いは一目瞭然です。
Before
茶色い膜がなくなり、本来の色と質感が戻りました。刺さっていた鉄粉や、最後まで残っていた白っぽいくすみも消え、コーティングによる艶も加わっています。
黒っぽい汚れがびっしり付いていたスポーク裏も、付け根まできれいになりました。
車体に装着してみると、スポークの奥に見えるインナーリムまで明るくなり、ホイールの立体感もはっきりしました。
ホイールを外して洗った感想|手間をかける価値はあった
ホイールを4本外し、洗浄からコーティングまで行うと、正直それなりに時間と手間がかかります。特にRSスパイダーホイールのような複雑な形状は隙間の数も多く、一般的なホイールより作業時間が長くなりました。
今回よかったのは、汚れの種類に合わせてケミカルを使い分けたことです。
大部分のブレーキダストはホイールクリーナーとブラシで落としました。表面に刺さった鉄粉は鉄粉除去剤で溶かし、最後まで残った固着汚れだけをスケール除去剤でピンポイントに仕上げています。力任せに擦らず、汚れに合ったケミカルで段階的に落としていくことで、ホイールへの負担を抑えながら仕上がりを一段上げられました。
鉄粉除去剤が紫色に反応する様子を見ると、見た目以上に鉄粉が刺さっていたことがよく分かります。さらに最後にコーティングまで施工したことで、きれいにしただけで終わらず、この状態を保つ準備までできました。
茶色く汚れていたインナーリムがきれいになり、スポーク裏までリセットされた状態を見ると、時間をかけた甲斐があったと感じます。
ブレーキダストをためないホイールの日常メンテナンス
今回のような徹底洗浄を毎回行うのは現実的ではありません。普段は次のポイントを意識して、汚れをため込まないようにします。
- 普段の洗車では、ホイール表面とブラシが届く範囲のインナーリムを洗う
- コーティング後は、カーシャンプーなどのマイルドな洗浄剤で洗う
- 鉄粉除去剤は、ホイールに茶色い点が目立ってきたときに使う
- 強いホイールクリーナーやスケール除去剤は、必要なときだけ使う(コーティングが落ちる原因になるため)
- 水弾きが弱くなったら、ホイールを外して洗浄とコーティングをセットで行う
インナーリムの茶色さが目立ってきたタイミングで、今回のように一度リセットする。この組み合わせが一番現実的だと思います。
ホイールのブレーキダストに関するよくある質問
ホイールの茶色い汚れの正体は?
主な原因はブレーキダストです。ブレーキパッドやローターが削れて出た粉に含まれる鉄粉がホイールに刺さって錆びたり、走行中の汚れや水道水のミネラル分と一緒に固着したりして、茶色く見えます。
ホイールは外さないと洗えない?
普段の洗車なら、装着したままで十分です。ただ、インナーリムに汚れがたまって茶色くなっている場合は、外して洗うほうが確実です。脱着に不安がある場合は、整備工場や専門店に依頼しましょう。
鉄粉除去剤が紫色になるのはなぜ?
多くの鉄粉除去剤は、鉄粉と反応すると紫色に変わります。色が変わった部分に鉄粉が付いていたことが目で見て分かるので、どこまで除去できたかを確認しやすくなります。
鉄粉除去剤とスケール除去剤の違いは?
鉄粉除去剤は、表面に刺さった鉄粉を溶かして落とすためのケミカルです。スケール除去剤は、水道水のミネラル分などが固まったスケールや黒ずみを落とすためのものです。 落とせる汚れの種類が違うので、今回は鉄粉除去剤を先に使い、それでも残った汚れにスケール除去剤を使いました。
ホイールクリーナーでブレーキダストが落ちないときは?
まずは鉄粉除去剤で、刺さった鉄粉を溶かしてみましょう。それでも残る場合は、すすぎ残しがないようにしてから、スケール除去剤を部分的に使う方法があります。どちらもホイールの素材や塗装によっては使えないため、注意事項を確認し、目立たない場所で試してから使いましょう。
スケール除去剤とコーティングはどちらが先?
スケール除去剤が先です。SiO2だけでできたコーティングは、スケール除去剤である程度落ちる可能性があります。 鉄粉除去剤も含めて、ケミカルでの洗浄はすべてコーティングの前に済ませましょう。
ホイールコーティングをするメリットは?
ブレーキダストが固着しにくくなり、普段の洗車で汚れを落としやすくなります。茶色い汚れがたまるのを防ぐのに役立ちます。
まとめ|茶色いブレーキダストはホイールを外してリセットしよう
ホイールの茶色いブレーキダストは、ホイールを外してインナーリムまで洗うことで、しっかりリセットできます。
- 予洗いで砂やホコリを流す
- ホイールクリーナーでブレーキダストを浮かせる
- インナーリムの広い面はミットと太めのブラシで洗う
- 複雑なホイールはディテイリングブラシで洗う
- 茶色くなったインナーリムを重点的に洗う
- 見落としがちなスポーク裏を洗う
- 鉄粉除去剤で刺さった鉄粉を溶かす
- すすいで落ちない汚れを確認する
- 固着汚れはスケール除去剤で落とす
- しっかりすすいで完全に乾かす
- ガラスコーティングでブレーキダストの固着を防ぐ
RSスパイダーホイールのように手の入りにくいデザインでも、ブラシを使い分けて汚れに合ったケミカルで段階的に落とせば、細部まできれいにできます。ホイールの奥の茶色い汚れが気になってきたら、ぜひ一度外して洗ってみてください。
ホイール洗浄におすすめのディテイリング用品
ホイールの頑固な汚れをしっかり落としたいなら、アルカリ性クリーナーを1本用意しておくと便利です。特にブレーキダストが多い車や、普段なかなか洗えないインナーリムを徹底洗浄するときにおすすめです。
普段はカーシャンプーで十分でも、蓄積したホイール汚れをリセットするときは専用クリーナーがあると作業がかなり楽になります。
ホイールを徹底的にキレイにしたいなら、アルカリ性クリーナーだけで終わらせず、鉄粉除去剤も組み合わせるのがおすすめです。普通に洗っただけでは残りやすい鉄由来の汚れを狙えるので、ブレーキダストが多い車を洗うなら1本持っておくと便利です。
ホイールにはブレーキダストや油汚れだけでなく、水分に含まれるミネラルなどが原因となるスケール汚れも付着します。こうした無機系の汚れは、アルカリ性クリーナーや鉄粉除去剤とはまた別のアプローチが必要になります。
一つの強力なクリーナーですべて落とそうとするのではなく、汚れの種類に合わせてケミカルを使い分けるのが今回のポイントです。
指先サイズのミットならスポンジやブラシでは洗いにくかったリムやスポークなど、細部まで洗浄することができます。
ホイール洗浄では、クリーナーと同じくらいブラシ選びも重要です。特にスポークが多いホイールでは、ナットホールやスポークの根元など、スポンジでは届かない場所がどうしても出てきます。細部までキレイに仕上げたいなら、柔らかいディテイリングブラシを1本用意しておくと作業がかなり楽になります。
巷ではさまざまな種類と価格のディテイリングブラシがありますが、ここで紹介するSIGNET製ディテイリングブラシは毛先にコシがあり、持ち手もラバー仕様のこだわりがあるのにコストパフォーマンスも高いので消耗品としてはかなりおすすめです。どうせなら3サイズまとめて持っておくと何かと便利です。