マツダ車オーナーでi-stop機能が付いている車両はバッテリー交換など、バッテリー端子を外したら必ず復旧作業が必要になります。
ここではそのリセット作業の手順を紹介します。
- 【対象】 アイドリングストップ機能(i-stop)搭載車
- 【状態】 i-stop 警告灯点滅,マスター警告灯点灯
バッテリー充放電積算量リセット
step.1
エンジンスタートボタンを2回押しイグニッションをオンにする。ブレーキペダルは踏まない。
step.2
左足でブレーキペダルを踏みながらシフトレバーをNレンジにする。
step.3
5秒程度右足でアクセルペダルを踏み続け、その後充電警告灯(バッテリーマーク)とマスター警告灯(!)が点滅することを確認する。
step.4
アクセルペダルのON/OFF操作を3回行うと充電警告灯(バッテリーマーク)が消灯することを確認する。
step.5
シフトレバーをPレンジにしてブレーキペダルを離しイグニッションをオフにする。
バッテリー情報リセット
step.1
バッテリーのマイナス端子を外し5分以上放置する。その後、電流センサーのコネクターを外す。
step.2
バッテリー端子を再接続し、10秒後に電流センサーも接続する。
step.3
エンジンスタートボタンをオンにして15秒以上経過させ、その後1分以内に”i-stop オフスイッチ”を10秒間押し続け、i-stop表示が緑の点滅に変わることを確認する。
- i-stop 表示灯(緑)点滅 → 次のステップへ
- i-stop 警告灯(橙)点滅 → バッテリー点検
- i-stop 警告灯(橙)点灯 → 失敗のためstep.1からやり直す
step.4
イグニッションをオフにする。
ISC学習
step.1
ボンネットを閉じる。
step.2
エンジンを始動させ完全暖気を実施する。
ステアリング舵角センサーリセット
step.1
エンジンをかけた状態でハンドルを左右それぞれロックするまで何度か切る。
step.2
イグニッションをオフにする。
パワーウィンドウオート機能リセット
step.1
運転席のパワーウィンドウを一番下まで下げ2秒間保持する。次は逆に一番上まで上げ同様に2秒間保持する。
このときパワーウィンドウスイッチはオート機能(2段目)を作動させないこと。
ISC学習機能確認
step.1
エンジンスタートボタンをオン(エンジンは停止)にし、その後5秒以内に”i-stopオフスイッチ”を3秒以上長押しするとi-stop警告灯がオレンジに点灯する。
step.2
そのままエンジンを始動させてi-stopオフスイッチを押し、i-stop警告灯がオレンジの点灯から緑の点滅に変わることを確認する。
※オレンジ点灯が続く場合は、失敗のため最初からやり直す。
step.3
その後点滅が消灯するまでアイドリング状態を維持させ、消灯したらイグニッションをオフにする。
i-stop作動確認
step.1
エンジンを始動させ、i-stop 表示灯が消灯していることを確認する。
step.2
試走してi-stop 表示灯が緑に点灯することを確認する。
step.3
停車させ、i-stop機能によるエンジンストップ/再始動が行われることを確認する。