こんにちは、ディティーラーのコーシンです。
本日のブログネタは『洗車傷ゼロへ』を目的に、マイクロファイバークロスのちょっとしたカスタマイズをご紹介します。
今ではアマチュアからプロまで幅広い層に使われているコストコのマイクロファイバークロス、そのまま使ってると洗車傷がついてしまうリスクがありますよ。
マイクロファイバークロスは傷をつける?
マイクロファイバークロスって傷が入りにくいイメージを持たれているでしょう。たしかにその通りなんですが、そのまま使っていると実は傷つけてしまうこともあるんです。その原因となっているのが耳の部分(フチの部分)なんです。
耳なしマイクロファイバークロス
ですから耳なしのマイクロファイバークロスも世の中にはあってディティーリング用品を取り扱っている専門店で売られています。でもこれがちょっと高価で、使い捨て感覚で使っている私にはちょっと、、、。
【耳なしマイクロファイバークロス写真】
私もいくつかストックしており、もちろん高価なだけあってその使いやすさや耐スクラッチ性は特筆すべきものがあると感じております。
耳ありマイクロファイバークロス
私が専ら使っているマイクロファイバークロスがコストコオリジナルの商品。
コストパフォーマンス最高で60枚入りで2000円ほど、これを頻繁に取り換えながら作業しています。
ココがポイント
私見ですが、高価な製品をボロボロになるまで使い続けるよりは安価でそこそこのスペックをもった製品を短い間隔で取り換えるほうが傷付けてしまうリスクは少ないと考えています。
マイクロファイバークロスの耳をカット!
でもそのままでは使いません。私は買ってきたらまず耳の部分をカットしています。
準備するもの
買ったさえできればハサミでもなんでも良いんですが私のおすすめは以下のセット。
これがあれば一発カット+カット面の仕上がりも良好です。
実験
ちょっとした実証実験をしてみました。準備したのはコストコブランドのマイクロファイバークロスとDVD。DVDの読み取り面を耳ありクロスと耳なしクロスで擦ってみます。
すると耳なしのマイクロファイバークロスでは表面に傷は見られませんが、耳ありのほうでは耳の部分がDVDの表面に磨き傷をつける結果になりました。
耳なしマイクロファイバークロスに劣る面も、、、
これでコストコのマイクロファイバークロスも最高かと思えますがやっぱり専用の耳なしマイクロファイバークロスに劣るデメリットも。
ココがダメ
先ほどのロータリーカッターで一発カットしても切りクズがどうしてもマイクロファイバークロスにぽろぽろと残り、それを振り払わないと洗車の際、ボディに付着してしまうこともあります。
使い分けで効率的に
これまで耳なしのマイクロファイバークロスを推してきましたが、全部耳なし仕様だとコスト高になったりカットする手間ばかり増えたりと非効率になってしまいます。そこで、
外装や内装の艶有りパネルは絶対耳なし!
外装ボディや内装のうち艶有りの装飾パネルなどは耳なしマイクロファイバークロスを使うようにしています。
特に内装の樹脂パネルは外装ボディのクリアー塗装よりも傷がつきやすいので注意が必要です。
シボ部品やガラスなどは耳ありでOK
それ以外のシボが入った未塗装樹脂部品や、材質でいうとABSやAES樹脂は硬いので耐スクラッチ性も良いので耳ありマイクロファイバークロスでもOKでしょう。
また、窓ガラスもじゅうぶんな硬度があるので大丈夫ですが、内側にスモークフィルムなどを施工している場合は要注意です。
まとめ
クルマの塗装面はDVDの表面ほど柔らかくはないので、耳ありのマイクロファイバークロスを使ったからと言ってすぐにこのような状態にはならないでしょう。
しかし、こうしたリスクを少しづつ排除していくことがクルマのボディを綺麗に保つことへつながります。綺麗にするために洗車したりコーティングしたりして仕上げたら傷がついていたでは本末転倒ですから。